Shonan BeachFM 78.9
Friday 19:00-19:30
www.kamacon-radio.com

Shonan BeachFM 78.9
Friday 19:00-19:30
www.kamacon-radio.com

世界中の人を繋ぐカマコンバレーの『木工用ボンド』

村式株式会社
代表取締役 住吉 優

♪ PLAY ♪

いよいよKamacon Radio、始まる!

桑畑
初回の栄えあるゲストは、カマコンバレーの立ち上げメンバーでもあり、村式株式会社という鎌倉のハートフルなエンジニア集団の社長でもあり、そして、僕の大親友でもある住吉優さんにお越しいただきました。
・・・慣れない感じなので優さんと呼ばせていただきます。優さん、こんばんは。

住吉
こんばんはー!

桑畑
優さんの紹介を簡単にさせて頂きます。
優さんは一言で言えば『木工用ボンド』です。木工用ボンドって、何だろうって・・・優さんの周りにはなんかいっつも幸せそうな人たちが集まってきて、なぜか優さんが円の中心にいる・・・なんかそんな人なんですよね!
カマコンバレーでも中心のメンバーとしてやられていて、なんかそんな人なんです。
ここからちょっと気を抜きながら話しますが、ご容赦ください。
さて、カマコンバレーの中にも色んな素敵な人がいますよね?

住吉
うん

桑畑
そんな中、やっぱり初回は是非とも優さんに来てほしいと!

住吉
はい。ありがとうございます。

桑畑
『木工用ボンド』って聞いてどう思いました?

住吉
いやー、なんかねぇ・・・上手いなぁと。

桑畑
上手いですか!

-褒められてうれしそうな桑畑-

住吉
悪い気分はしない。

桑畑
はい、これが定着するかわかりませんけれども、とりあえず本日は『木工用ボンド』として色々と貴重なコメントをいただきたいと思います。よろしくおねがいします!

住吉
はい。よろしくおねがいします!

桑畑
では優さん! 一年前くらいですよね「ラジオやりましょう」って言ったの。

住吉
そうですよね。タケル(桑畑)がラジオが気になるって言い出してね。

桑畑
いつも喫茶店とか事務所で仕事の話をしている二人が、こうやってラジオで話すっていうのはすごく違和感があるんですけど

住吉
新鮮ですねぇ!

桑畑
新鮮というか、緊張しますよねぇ・・・

住吉
うん。

桑畑
気になって、今こうして実現していて二人で話してるっていうのは「感動!」っていうとちょっとありきたりな感じがするな・・・不思議ですよね。どっちかっていうと。

住吉
ねぇ、ほんとだね。

桑畑
夢見てるみたいですね・・・。
優さんは、なんと言ってもカマコンバレーのコアメンバー、立ち上げメンバーとして今も中心人物として活動されているっていうのは自他共に認めることであると思うんですけれども、カマコンバレーっていうのを初めて聞く方もいらっしゃると思うんですね。

住吉
はい。

カマコンバレーとは何ぞや?

桑畑
今日は、優さんに「カマコンバレーとは何ぞや?」ということを、「カマコンバレーの神髄」を語って頂きたいと思います!

住吉
カマコンバレーはですね・・・名前がちょっとダサいんですけど、シリコンバレーと名前が似てるんですけれども、シリコンバレーを「モジって」カマコンバレーと言われていて、主にIT企業とか、IT関連のクリエイターが渋谷でもなく六本木でもなく、鎌倉にどんどんどんどん集まってきているという流れが数年前からあって。で、そういう人たちが集まって「鎌倉の街をもりあげよう!」っていうグループですね。それをカマコンバレーと言っています。

桑畑
企業の集まりって感じですね?

住吉
そうですね。IT企業だけじゃないんですけどね。出版社さんとか、税理士さんとか、IT以外の業種の方もいらっしゃるんですけれどもたまたまIT系の企業が多いという事で、「ITを使って鎌倉の街をもっと盛り上げようよ!」とITをツールとして盛り上げる。
そういうコンセプトに共感してくれた人が集まっている集団ですね。

桑畑
ではIT企業以外も大歓迎ですか?

住吉
もちろん!

桑畑
そんなカマコンバレーなんですけれども、正式に活動を開始してからだいたい1年でメディアから色々と取り上げていただきましたね。

住吉
はい。

桑畑
で、メディアにも取り上げていただいているんですけれども、一番うれしいのは各地域の方々から「カマコンバレー是非来て」とか、「見てみたい!」と言ってお問い合わせをいただいたりご訪問いただくっていうのがやっぱり一番うれしいですよね!

住吉
そうですね!やっぱり不思議ではあるんですけれど、この1年間カマコンバレーの仲間達と一緒に鎌倉の街を盛り上げる活動をやっていると、色んな地域から「うちも町を盛り上げたいんだ!」とか、「カマコンバレーってなに?」とか、「地域間で一緒に何か面白いことやりませんか?」とか、そういう人たちの声がどんどん集まってきて地方をITを使って盛り上げるっていうところに興味をもってくれている人が日本全国にいっぱいいるんだなっていうのをすごく実感していて、鎌倉にツアーを組んで来てくれたりとか、逆にお呼ばれして、地方に”カマコンとは何ぞや?”という話をしに行ったりだとか、地方×地方で結びついて、色々面白い事ができそうだな・・・!!っていう、そういう気分が高まってきていますね。

-テンションが上がってくる二人-

桑畑
具体的にどんな地域からきましたか?

住吉
いやぁ~もう、いっぱいあります!
都内だと吉祥寺とか、横浜の方達もいらっしゃるし、他県だと福岡の方もいらっしゃるし。
この間は奈良県の十津川村っていうところに行ってきたりもしたんですけど・・・

桑畑
村!!??

住吉
はい、日本一大きい十津川村っていうところがあって

桑畑
日本一大きい村が十津川村なんですか?

住吉
そうです。面積が大きい。

桑畑
はい。

住吉
地域で盛り上がっていることがすごく有名になっている徳島県の神山町という町ですとか、全国から・・・

桑畑
西の方が多いですね?

住吉
確かにそうですね。言われてみると。

桑畑
ぜひ北の方とも関わりたいですね!

住吉
はい。関わりたいですね。

桑畑
僕らで気仙沼に行かせてもらいましたけどね、あんな感じで日本全国と絡んでいきたい、絡ませていただきたいとも思っております。

住吉
あぁそういえば、シリコンバレーからもいらっしゃいましたよね!

桑畑
来てたねー、シリコンバレーだけじゃなくて台湾!台湾も来てました!

住吉
あぁ、台湾からもいらっしゃいました。

桑畑
そんな感じで世界中の方々から知ってもらって、興味をもってもらって嬉しいですよね!こういうのって。

住吉
うれしい!ほんとにねぇ・・・

-カマコンバレーの活動に思いを馳せてしみじみする桑畑と住吉-

桑畑
カマコンバレー、今までの説明でもまだわからない方がいらっしゃると思うんですけれども、カマコンバレーを一言でいうと何かって、何て答えたらいいんですかね?

住吉
一言でいうと・・・「この町をITで全力支援でお馴染みのカマコンバレーです!」って言ってて、さっき言った説明とかぶっちゃうんだけど、「ITを使って町を盛り上げようとしている。で、色んな活動をしている」そういう集団です!って言ってます。

桑畑
私もカマコンバレーの一員ですので!
これも僕らで考えに考え抜いて創りだしましたね!

住吉
はい。

桑畑
実を言うと、カマコンバレーの説明っていつも僕らも困っているんですよね・・・。どんな集まりなんですかねぇ?僕らって。

住吉
カマコンバレー

桑畑
はい。

-しばし考え込む住吉-

住吉
鎌倉で働いてる人だったり、鎌倉で企業を経営している経営者だったりとか、鎌倉が好きな人がやっぱり多いので、「せっかくだったら鎌倉の街がもっと良くなるように何かやりたいよね!何かできるんじゃないの?」って思ってる人たちがなんか集まってるっていう・・・ゆるやかに繋がっている・・・そういう感じですよね?

桑畑
「なんか」っていうのと「ゆるやか」っていうの、大事ですよね?

住吉
うんうん。

桑畑
ゆるやかだけどなんか結束力感じますよね!

住吉
感じますね。うん。

カマコンバレーを立ち上げたきっかけ

桑畑
で、そんなカマコンバレーをつくるきっかけ。

住吉
あー・・・そうですねぇ。一番根っこにあるところは、東日本大震災の後に鎌倉の鶴岡八幡宮で行われた『宗派を超えた合同祈願祭』。
鶴岡八幡宮で神道と仏教とキリスト教と、鎌倉の松尾市長と、市民の方がそれぞれ立場を超えて一同に介して合同で遠くの方のためにお祈りを捧げるっていうイベントがありましたよね?

桑畑
はい。

住吉
僕も参加したんですけれども、本当にむちゃくちゃ感動して「本当にこんな世界があるんだ!!!」って。
『神社の中にお坊さんがいらっしゃる』とか、見たこともなかったんで・・・。でも、「こんなことできちゃうんだ!」っていう感動があって、それで僕らIT企業は衝撃を受けたんですよね。

桑畑
神社の中で賛美歌が歌われたりするんですよね?

住吉
はい。つい先日も歌われましたよね。ちょうど1ヶ月か2ヶ月くらい前にもあった。それで僕らIT企業も何社か元々あったんですけど、横の繋がりが全然なかったので。ある意味競合じゃないですか。普通は。同じIT企業同士。でもなんか合同祈祷祭みたいに、一緒に手をとって街のために何かできるんじゃないの?とか。あと一緒にやって、もっとお互い成長できるんじゃないの?って、そういうノリでカマコンバレーができたんですよね。

桑畑
調和の心意気というか、何というんですかねぇ・・・

住吉
共生?

桑畑
そういうところがルーツ。共生というところが僕らの原点みたいな感じがしますよねぇ。

住吉
ほんっっとに感動しましたもん! どの地域に行ってお話しても、皆さん「ホントにそんなことありえるの!?」って驚かれますよ。

-力を込める住吉-

桑畑
おそらく前代未聞ですよね。

住吉
ねぇ。

桑畑
うーん・・・

-またしてもしみじみする住吉と桑畑-

桑畑
ああいう素晴らしい取り組みが増えてほしいというか、みんなに知ってほしいとか、そういうのが原点にありますよね。

住吉
うん。

桑畑
優さんの場合カマコンバレーでもパイオニアじゃないけれど、早めに鎌倉にあった会社。村式株式会社なんですけれども、はじめから鎌倉にあるわけじゃなくて、元々は目白(東京都)?

住吉
そうですね。

桑畑
何がきっかけで鎌倉に・・・

住吉
(鎌倉に)来たか? それが、もう6年前ですかねぇ。当時は目白にオフィスがあってちょっと手狭になってきたので引っ越そうかなと思って、渋谷とか色々見てたんですけれど、そのとき鎌倉でITの業界で『面白法人カヤック』さんっていう会社があって、カマコンバレーの中心メンバーでもあるんですけれども、そこの代表の柳澤さんという方が「鎌倉いいよー!」って声をかけてくれたんですよ。

桑畑
ヤナさんが!

住吉
それで、確かに鎌倉って観光地としては行ったことあったし、僕の今の嫁さんとの初デートが鎌倉なんですけれども・・・それは置いておいて。

桑畑
置いとくわけですね!

-さらに突っ込みたがる桑畑に、かわそうとする住吉-

住吉
置いといて。・・・それで、あのー・・・働く場所として鎌倉っていいかもな!と思って、当時働いていた社員と一緒に鎌倉に来てみたんですよ。そしたら駅を降り立った瞬間から、空気がすごくいいし、自然が近いし、歴史もあるし、なんと言っても街全体からおもてなしされているような感じがあって、めちゃめちゃいいなー!と思って。
「こんなところで働けたらほんとにイイ!」、ほんと、そういう直感ですよね。
で、思い切って鎌倉に引っ越そうと。当時5人社員がいたんですけど、みんな鎌倉方面に引っ越してきて今に至る・・・。

桑畑
2008年?

住吉
はい。そうです。

桑畑
あの、今回のお時間がなくなってきたんですけれども、最後に「カマコンバレーのここだけは知ってほしい」というか、何か伝えたいことがありましたらお願いします。

住吉
みんな仲間意識が強いっていうか、どんどんどんどん仲間が増えていくんですよ。元々はIT企業何社かで始めた活動だったんですけど、古くからの鎌倉生まれ、鎌倉育ちの方だったりとか、新しく入ってきた企業さんだったりとか、お寺さんとか、色んな方がどんどん協力してくれてどんどん仲良くなっていってるっていう・・・。でイヤな人が一人もいないっていう・・・。そんな気持ちいい人たちの集まりなので、僕らカマコンバレーもできることがいっぱいあるんじゃないかなと思って、一緒にもっと街を盛り上げていきたいなっていうふうに思います!

桑畑
カマコンバレーの特長って、増えれば増えるほど薄まるんじゃなくて、濃くなっていくチームですよね。

住吉
まぁそうですねぇ。

桑畑
そんなふうに、濃いまま皆さんを繋げているのが優さん!「木工用ボンド」の優さん!
という事で・・・・

住吉
いやいやいやいや・・・

-木工用ボンドであることになぜか謙遜する住吉-

桑畑
ということで今回は締めくくらせていただきます!

今回はカマコンバレーの立ち上げメンバーでもあり『村式株式会社』という鎌倉のハートフルなエンジニア集団の社長でもあり、そして僕の大親友でもある、住吉優さんにお話いただきました。

ありがとうございました!

住吉
はい。ありがとうございました!

後篇に続く

桑畑タケル

編集後記

Jump Start 株式会社
代表取締役 桑畑タケル

記念すべき第一回のゲストは、迷わずに優さんに声をかけさせてもらった。今だからこそ言えるが、このKamacon Radioの構想は優さんなしでは実現できなかったこと。2013年の年始に「ラジオをやってみたい」という僕の言葉に本気で関わってくれて応援してくれたのが優さん。そんな優さんだからこそ、多くの人たちが頼って相談したくなるんだろう。
今回は不慣れな僕のパーソナリティに付き合ってくれて本当にありがとうございました!