Shonan BeachFM 78.9
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非営利セクターの方々のクリエイティブをお手伝い

テトルクリエイティブ
代表取締役 平田 陽一
ディレクター 北川 幸子

♪ PLAY ♪
 

手を取るクリエイティブで未来に貢献し続ける会社

桑畑
それでは早速本日のゲスト、『テトルクリエイティブ』の代表、平田陽一さんとディレクターの北川幸子さんにお越しいただきました。こんばんは。

平田北川
こんばんは!

桑畑
今日2人には色々お話をお聴きしたいんですけれども、先に私の方から説明すると、『テトルクリエイティブ』というのは2年前に渋谷から鎌倉に本社を移転した広告の制作会社で、主にインターネット媒体のウェブ制作だったりとか、ロゴマークだったり、映像媒体を手がけておられるということでいいんですよね?

平田
はい。

桑畑
そこに約2ヶ月前くらいに入社されたのが、隣にいらっしゃる北川幸子さん。

北川
はい!

桑畑
で、北川幸子さんはちょっと説明が必要なんですが『『テトルクリエイティブ』でディレクターをされていると同時に、私達カマコンバレーの事務局として重役を担っていただいてる。そんな方でございます。
まず最初に、今『テトルクリエイティブ』がどんな活動をされているかということをお聴きしてもよろしいですか?

平田
『テトルクリエイティブ』は”手を取るクリエイティブで未来に貢献し続ける”という理念を軸に活動している会社です。先ほどの話と一緒なんですけど、企業ロゴとかウェブデザインとか、そういうところから映像の制作とか、デザインの業務を軸に置いているような広告の制作会社です。

桑畑
デザイナー集団ですよね?

平田
そうですね。

桑畑
クリエイティブチーム、テトル!

-カッコ良くまとめた桑畑。-

平田
で、制作している内容としては2つの軸があって、1つは一般企業とか学校法人の普通の制作業。それとNPOとかNGOを軸にした非営利セクター向けのデザイン制作です。会社としてはこの両輪が必要だなと感じて動いている感じです。

桑畑
前の週でもNPOの話が出ましたが、熱い想いを持って活動されている方に貢献したい、クリエイティブの力で貢献したいというのが『テトルクリエイティブ』ということでよろしいですよね?

平田
はい。

桑畑
何か実績とか最近手がけたものを教えていただいてよろしいですか?

平田
カマコンバレーっていうところでいくと、クラウドファウンディングの『iikuni』 。ここは全般のアートディレクションを『テトルクリエイティブ』で担当しています。
他に『鎌倉宗教者会議』 とかのデザインを担当したりとか、カマコンバレーではそういう動きをしています。

桑畑
合同祈願祭向けの宗教者会議のホームページとかを作られた!
そんな、この2年間で大きく動いた『『テトルクリエイティブ』に北川さんが入社されたのは数ヶ月前ですが、いつ『テトルクリエイティブ』の存在を知ったんですか?

北川
去年の末くらいですね。

桑畑
何がきっかけで?

北川
『バーンロムサイ』っていうタイのエイズ孤児を預かっている施設があるんですけれども、そこが作っているクリエイティブな雑貨があって、それが素敵だなと思ってそのサイトを見たら、そのサイトを作っているのが『テトルクリエイティブ』だったっていう話です。
その時は「あぁ、ウェブサイトを作っている会社がある」っていうのを思って、それがNPOを主体に活動しているんだっていうのを見た時にまだ印象付けくらいでした。しばらく考えて、ここで働くのってなんか自分の幅が広がるかなと思ったっていう感じです。

桑畑
決め手は?

北川
自分の趣向性とか、そっちがすごく合うかなーっていうのが。仕事と趣向性を一緒に探求していけるっていうのかしら。そこに専念していけるっていうのがちょっと魅力的に感じたのでテトルにしました。

根無し草から鎌倉人に。

桑畑
お二人それぞれに質問ですが、鎌倉で働き始めてから大きく変わったこと、何か成果ってありますか?

平田
まず、鎌倉に来るにあたって自然っていう環境の良さがデザインに関連すると思っているんですね。色であったりとか、”感じる”っていうことが大事だと思っていて移転しました。それで、デザインの部分に関して僕が見ている感じでは特に変化なし・・・

-一同笑う-

平田
ただ、鎌倉に来てすごく感じたのは渋谷にいる時代よりも多くの人とプロジェクトの”意思”とか、そういうところを共有しながらやるっていう距離感の持ち方があって、本当にそういう部分はすごく学ばせていただいてるなっていう感じがします。
「これは何なんだろう!?」って思うくらい。
渋谷の方が圧倒的に人は多いし、人と絡む機会も多いはずだったんですね。
けど、鎌倉に来てからの方が人との絡み方っていうのがより密接で、凄まじい違いがありますね。
デザイナーにとっても意思を強く持っている方と組むっていうのは作る時にも面白いんですよね。単純に。それが社員にとっては勉強になっていると思います。

桑畑
うんうん。北川さん、いかがですか?

北川
あんまり私は場所とか土地を気にしないたちなんですけど、ここにいると”鎌倉にいる自分”っていうのを意識すると最近感じています。街が今どんな感じになっているか、どんな人で構成されているか、どんな生活があってどんなお店が息づいているのかっていうのをすごく気にするようになったと思います。

桑畑
以前はそこまで気にされなかったんですか?

北川
はい。どこにいても自分がやりたいことをやるっていう感じだったんですけど、鎌倉にいる自分がどういう生活をしているかっていう視点が増えた気がします。

桑畑
真の鎌倉人になったんですね!

北川
なりましたね~!これは。

桑畑
根無し草から鎌倉人になりました。おめでとうございます!

北川
うふふふ。ありがとうございます。

熱意と愛情が就業規則を変えた!

桑畑
っていう北川さんに、ある日「カマコンバレーの事務局やってみない?」っていう話をしたときの平田さんの心境としてはどんな感じだったんですか?
よしいけー!って感じだったのか、ちょっと待てよ・・・って感じだったのか。

平田
えーとですね・・・
おおぉぉぉって、最初はそういうところで。
『テトルクリエイティブ』の北川として入ってもらうっていうかたちで進めようかと思っていて、その辺りをちょっとお話していったんですけど、カマコンバレーは基金で運営しているので透明性を持ちたいというお話を受けて、そこは北川さん本人としてカマコンバレーと契約するようなかたちになれたらいいねっていうことだったんですね。でも会社としては副業を禁止しているという事項があって、そうすると困ったなと・・・
僕は女性が働きやすいとか、色んなフェーズにいる方を雇用できるというような形を作っていきたいなということをちょっと考えていて、それも良い機会だなと思って就業規則から見直しをして、北川さんは3.5日をテトル、残りをカマコンバレーみたいな形になるというきっかけとなって良かったなってなりましたね。

桑畑
北川さんの熱意と愛情が、入ったばかりの『テトルクリエイティブ』の就業規則を変えてしまったと!

北川
アハハハ!

-平田、北川を見ながら・・・-

平田
すごい女性ですね。

桑畑
経営者側からすると、それは考え直すすごく良いきっかけですね。”なぜその就業規則なの?”とか。

平田
うん。

桑畑
最初の仕事は定例会の運営だったりすると思うんですけど、事務局をやってみてこれは嬉しい!っていうことを教えていただけますか?

北川
嬉しいことはみんながほんとに協力的なこと。これだけキャラクターの濃い色んな人が集まっているのに嫌な雰囲気はなく、全てが笑顔と熱意で進んで行くっていうのがとても良いんじゃないかなと思って、日々の原動力になっています。

桑畑
テトルのほうに話を戻してしまうんですが、実際に活躍の場を提供してくれているのは平田さんでもあると言えると思うんですけれども、入ってみて『テトルクリエイティブ』ってどうですか?

北川
魅力はやっぱり人が良いこと。私はよく考えるんですけれど、働く環境って人ありきだなと思っていて、人はみなさん素晴らしく良いです。それはやっぱり平田さんとか、前からいらっしゃる方の人柄もあるんだなーと思っているので、すごく入って良かったなと思っています。変化にも柔軟ですし、周りの人を思いやる。協力的であったりとか、その場を良くしようってみんなが思っているっていうところだと思います。

今後社会貢献していくうえで考えていること

桑畑
素敵な会社ですね! そんな『テトルクリエイティブ』が新たなチャレンジというか、今後社会貢献していく上で考えていることを最後にお聴きしたいです。

平田
NPOとかNGOの非営利セクターの方々のクリエイティブをお手伝いしたいなと思っています。彼らは予算がないなか”自分たちなりにどうにかしなきゃいけない”っていうようなとろで作っていて、色々大変だと思うんですね。広報の部分が。そういうところを僕らが一緒にお手伝いして、良い活動をしている方々をより広く告げるっていう意味での広告っていうことをやっていきたいなと考えています。

桑畑
『テトルクリエイティブ』の考える「良い活動」というのはどういうことを指すんですか?

平田
会社としては未来に貢献するっていうことを考えているので、今現在という軸だけではなく、なるべくこの先について考えて行くことができればいいなって思っています。具体的にレーティングするとか、そういうことはしていないです。”僕らがそう感じる”っていうことが大事だと思っています。

桑畑
じゃあ担当の方だったり、リーダーの方にお会いしたときに心打つものがあるかとか、何かときめくものがあるとか、そういうことを大切にするっていう考え方でいいですか?

平田
そうですね。

桑畑
いくつかのNPO、NGOなど非営利セクターのお仕事を手がけてきたなかで、経験則からこういうことを大切にするのが非営利セクターの成功への道だよというのがもしあれば教えていただきたいんですけど、いかがですか?

平田
NPO、NGO、非営利セクター周りだと組織上仕方ない問題だと思うんですけど、上層部と現場の考えが少しずつずれていってしまうというケースが結構多いんですね。そこが上手く行っているっていうところは、色々とプロジェクトがスムーズにまわっていきます。
なので僕らが一緒にやる時にもそこを重視していて、プロジェクト開始の序盤の方で代表の方達とか実際の広報の担当者の方とかが全て一緒になって意識の共有っていうのに時間を割いて、そこでフラットにしてから色々動くという流れをとっています。

桑畑
なるほど。

平田
これは色んな方ができることなんじゃないかなと思っています。

桑畑
じゃあ今の話を聴いて、NPO、NGO、非営利セクターの方で『テトルクリエイティブ』と接点を持ちたいという方はどういう風に接点を持てばいいんですか?

平田
まずは『テトルクリエイティブ』を検索してホームページを見ていただければと思います。メールでも電話でも、直接来ていただいても・・・大丈夫だと思います。

桑畑
もう平田を中心に『テトルクリエイティブ』はドンと全て受け止めますよ!ということでよろしいですね?

平田
はい。もちろんです。

桑畑
本日はお忙しいなかありがとうございました!
『テトルクリエイティブ』の代表取締役の平田陽一さんとディレクターの北川幸子さんでした。

平田北川
ありがとうございました!

桑畑タケル

編集後記

Jump Start 株式会社
代表取締役 桑畑健

テトルクリエイティブとは一緒に仕事をすることもありますが、クリエイティブ力はもちろんのこと、代表の平田さんの誠実で優しいお人柄にはいつも助けられています。カマコンバレーに関して「同業の会社同士で仲良くできるのか?」というご質問をいただくことが多々ありますが、それは平田さんのお人柄もあるんじゃないかと思っています。本当に頼れる人です。NPO、NGOを経営、運営されている方で、本気で進化していきたい方は、テトルクリエイティブに相談することを心からお薦めします。
そんなテトルに入った、北川さん。テトルクリエイティブのディレクターと、カマコンバレーの事務局という「二足わらじ」と言うには、両方ともかなり責任ある、、そしてスキルが必要なお仕事。でも北川さんなら明るく、うまーく組織をマネージしながらやれちゃうんじゃないか。そんな感じがします。控えめなところもありますが、やるときはやる人です。本当に。